もうすぐ4月ですね。一般受験合格発表もあり、春からICUというツイッターアカウントがチラホラ現れてきました。
もう21生が入学してくるのかー...
大学に入ってから初の後輩。私が所属するワンゲル部にはどんな21が入ってくるのかな???タノシミタノシミ
でも春といえば、卒業の時期でもあります。
ICUでは12月から1月にかけて、学部4年生が死にそうになりながら卒業論文を書き上げます。
みんな新ディフェンドルファー記念館の2階にある三省堂で卒業論文を製本してもらうのですが、提出日1週間前ぐらいからそこに駆け込む4年生が...。大変そうだなーと見ていました。
そして、卒業論文を書き終え、提出したら、最後に卒業論文発表を行って卒業研究終了となります。
私が今日見に行ったのは、情報科学専攻4年生の先輩達が一生懸命書いた論文を10分に凝縮したプレゼンです。
今年、情報科学メジャーで論文を書いたのは、10人でした。
1)Webサイトにおけるユーザーインターフェイスの重要性とその改善案
2)柔軟な対話システムを目指して:単語のベクトル表現と学習者コーパスに基づくワードリストの利用による利用者の言語スキルに対応したパラフレーズを行うシステム開発
3)VRを活用した次世代音楽ゲームに関する検討
4)日本におけるeスポーツ普及のためのVR技術を活用した観戦イベントモデルの提案
5)FPGAを使ったモルフォロジー処理の実装
6)ニューラルネットワークと特徴抽出器を用いた画像のクラス分類について
7)麻雀人工知能
8)オーバーフロー検知可能なインテリジェントファザー
9)ソフトウェアマニュアルの統計的機械翻訳のためのアライメント評価値を用いた訓練用コーパスの調整
10)リカレントニューラルネットワークと計量経済学モデルを用意たビットコイン価格変動のデータマイニング
半分ぐらいのプレゼンは、難しくて内容がさっぱりわかりませんでしたが、それぞれクリエイティブなところから研究していて面白かったです。
そして、情報科学の中でも大きく2つの分野があることを実感しました。
一つは、今ある技術を使って、何かをすると行った実用的なことです。
例えば、3)は今あるVRという技術などを駆使してどんな音楽ゲームを作るのがいいかを検討、4)日本において、eスポーツ(electronic sports)を普及させるためには、観戦者を増やし市場を大きくするべきであり、そのためにはVRを使って会場でしか体験できないものにすることが必要、という研究テーマであり、まさに実用化の話でした。
もう一つは、情報科学の基礎的な分野の研究です。
例えば、5)のFPGAを使ったモルフォロギー処理の実装
これは、新しいコンピューターの計算システムを作るという研究でしたので、基礎研究よりだと思います。細かいことは専門用語が多すぎてわかりませんでしたが...
実用的な研究ならバリバリコードを書き、今から何か作って経験を積んだ方がいいですし、基礎研究よりの研究をするなら、数学、ハードウェア、数学、そして数学の勉強をしなければなりませんので、勉強すべきことがかなり違います。
理転して、情報科学メジャーにしようと思っていたのですが、その中でも実用的な研究をするのか基礎研究よりの研究をするのかを決めなければ、これからの方針も決まりません。
さぁ私はどうしようかな。
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